佐賀県 肥前中学校 | ふるさとに感謝を 郷土の滝を巨大モザイク画で描く | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

善きことをした小学生・中学生達

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ふるさとに感謝を 郷土の滝を巨大モザイク画で描く

佐賀県 肥前中学校 1年生のみなさん

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今年10月、唐津市肥前町の市立肥前中学校で「第70回文化発表会」が開催された。テーマは「SMILE~一生に残る最高の時間~」。各学年、各部から多彩で優れた発表や作品が出展された中、特に注目されたのが縦3.5メートル、横6メートルの巨大モザイク画だ。

制作したのは1年生55人で、描いたのは肥前町の名勝地「男滝」と「女滝」。制作のきっかけは、今年4月、入学して3日後に起きた熊本地震だった。子どもたちは、倒壊した家々、避難所の人々に胸を痛めただけでなく、瓦や石垣が崩れ落ちた熊本城や阿蘇周辺など、熊本県民が愛する場所が多大な被害を受けた様子をニュースなどで見たとき、自分たちを育ててくれた郷土への思いが募ったという。

そして、その感謝の気持ちを表現しようと、2つの滝を題材に選び、9月末から作業を開始。生徒たちはまず1センチメートル四方に切った8色の色紙、約21万枚を用意。ていねいに貼付けながら流れ落ちる水、椎など滝周辺の木々などの細部まで描き、約3週間かけて完成させた。

佐賀県 肥前中学校 1年生のみなさん2 佐賀県 肥前中学校 1年生のみなさん3

生徒たちは「みんなで協力して小さな色紙を貼りあわせた」「こんなきれいな風景画になって驚いた」と話し、「男滝、女滝や白糸の滝など、町のきれいな自然を守っていきたい」と決意を新たにしていた。

なお、同校では生徒会を中心に、熊本地震発生後すぐに募金活動を実施。義援金約8万5千円を日本赤十字社佐賀支部などを通して、熊本や大分などの被災地に届けた。
(2016年11月掲載)

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