岩手県 北上市立笠松小学校 | 被災地の復興を願う「どんぐりプロジェクト」受け継ぐ | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

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被災地の復興を願う「どんぐりプロジェクト」受け継ぐ

岩手県 北上市立笠松小学校 5年生・6年生のみなさん

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今年の3月11日、東日本大震災から5年となるこの日、北上市立笠松小学校では、6年生が柱として活動してきた「どんぐりプロジェクト」が、5年生(現6年生)に引き継がれた。

同プロジェクトは、2013年、当時の5、6年生が被災地の大船渡市三陸町で拾ったどんぐりを育てて大船渡市に返すという活動を通して「復興」を学ぶことを目的にスタートした。苗の愛称も全児童から募集し、校名からとった「かさどん」に決めた。

プロジェクトチームの児童たちは、どんぐりの水やりなど日々栽培に努め、9本の苗が育った。

岩手県 北上市立笠松小学校 5年生・6年生のみなさん2

昨年度は6年生5人と5年生8人がチームを組み、苗を世話してきた。また、毎月11日にプロジェクトの進み具合を発表する「どんぐり朝会」を行うなどの活動を通して、復興への関心を高めてきた。

3月の引継式には全児童が出席。会場には30センチを超えるまでに育った苗2鉢と、6年生が修学旅行で訪れた宮城県東松島市で案内を受けた震災学習ボランティアガイドから贈られたキャンドルを置いて実施した。

6年生たちは「苗を返すことで被災地の方々に少しでも笑顔になってほしい」と話し、育てた苗を後輩たちに託した。

引き継いだ5年生も「どんぐりを大切に育てていた6年生を見習い、しっかり育てていく」「復興への思いを忘れず、他の人たちに伝えていく」と力を込めた。

なお、大船渡市での植樹は6月頃を目標としており、現地の小学校との交流も予定している。
(2016年4月掲載)

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