北海道 根室市立海星小中学校 | 50年を越すアサリ調査 貴重なデータと専門家も評価 | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

善きことをした小学生・中学生達

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50年を越すアサリ調査 貴重なデータと専門家も評価

北海道 根室市立海星小中学校 児童のみなさん

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根室市立海星小中学校の児童は、根室湾内の温根沼の前浜干潟で、アサリ調査に取り組んでいる。旧幌茂尻小学校が、根室湾中部漁協などの協力で1963年から始めた「アサリ貝の研究」を受け継ぐ教育活動。1年生~4年生はアサリ掘りや浅瀬に住む生き物の観察を、5年生と6年生は標識貝の観察・調査活動を担当しており、91年には前浜に縦横5メートルの「実習畑」を造成した。専門家からも「アサリ観察を50年以上続けている例は余りない。優れた取り組み」と高く評価されている。

今年5月20日の調査には5、6年生11人が参加。昨年は天候不良で中止となり、2年ぶりの調査となった。児童たちは、実習畑から標識のついたアサリ約30個を採集。教室で貝の長さ、幅、重さを計測。一昨年のデータと比較し、成長を確かめた後、貝を畑に戻した。

専門家によると、「貝類は生息場所で成長が異なり、大きさや重さの把握は資源管理の基本。児童たちの調査は科学的データとしても貴重」という。

北海道 根室市立海星小中学校 児童のみなさん2 北海道 根室市立海星小中学校 児童のみなさん3

同校の児童は、アサリ貝の研究で観察・記録・発表する過程を通して、地元水産物の理解を深め、海を大切にする気持ちを育んでいる。今回の調査に参加した児童は「無事にアサリを見つけられてほっとした」「お父さんたちの代から続く調査なので、後輩たちも受け継いでほしい」と話していた。
(2015年6月掲載)

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