長野県 高島小学校 | 「町に元気を届けよう」 上諏訪駅前に市民の交流拠点を開設 | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

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「町に元気を届けよう」 上諏訪駅前に市民の交流拠点を開設

長野県 高島小学校 4年1部のみなさん

長野県最大の湖「諏訪湖」をのぞむ諏訪市に、今年で創立138年目を迎える同市立高島小学校がある。同校では、児童自身が、自らの課題を自分の力でねばり強く着実に追究し、課題を解決することを通して、より心豊かな人間に成長する『自己更新の学力の育成』を、学校目標としている。児童も、毎日の学習を積み重ねながら、自分自身を自分でより深く磨いていく力を養っている。その力は、自分たちのふるさと、諏訪市にも向けられている。

昨年の11月21日には、4年1部の児童が、「諏訪の町に元気を届けよう」とJR上諏訪駅前に、大人と子どもも世代を超えて市民が交流する「駅前ゆめサロン」を開設した。

同校の白紙単元学習(総合的な学習)の一環で、昨年、上諏訪駅前の若手自営業者らでつくるまちづくりグループ「諏訪サプリ」の会員を招いた授業で、駅前の商店街の移り変わりなどについて説明を受け、以前はもっと活気があった話しを聞いたことがきっかけ。そこで子どもたちは、自分たちの手で「町に元気を届けよう」と計画。そのために何をすべきかを考えるため、昨年夏、上諏訪駅前で商店主や住民、乗降客や観光客など約500人に「諏訪についてどう感じるか」「どんな店があればよいか」などのアンケートを実施した。その結果を発表する報告会で児童は「駅前に活気がない」「駐車場を増やしてほしい、安くしてほしい」「スポーツ店と映画館がないのでほしい」「大人と子供が一日一緒に遊べる場所がほしい」などの意見を、同席した諏訪市長に届けた。

児童も、アンケートの結果を踏まえ、「自分たちの住む町に賑わいを取り戻そう」と市民が交流する「駅前夢サロン」の開設を決めた。

サロンは、諏訪商工会議所が若者の起業を後押しするため、蔵造りの空き店舗を再利用して設けた「おらほ庵Mitora(みとら)」の協力を得て、今年2月まで日曜日を中心に、児童が持ち込んだベーゴマや将棋などの遊びの他、歌や絵本の読み聞かせ、粘土遊びや折り紙などを楽しむ場にしていく。

昨年11月21日のオープン当日は、諏訪市長のあいさつの後、児童が「はじめの一歩」を歌い、児童手作りのくす玉を割ってお祝いした。開場後は保護者や他学年の児童、多くの市民が来場。1階でベーゴマを回したり、2階の将棋道場では大人も子どもも真剣勝負を楽しんでいた。

「駅前夢サロン」の開設に取り組んだ4年1部の児童は「思った以上に人が来てくれてうれしかった」と話し、「駅前夢サロンから、町を元気にする活動を実行していきたい」と意欲を燃やしていた。

(2011年1月掲載)

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