新潟県 行谷(ぎょうや)小学校 トキ解説員のみなさん | 手作りの資料を使ってトキの生態を解説 観光客から大好評 | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

善きことをした小学生・中学生達

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手作りの資料を使ってトキの生態を解説 観光客から大好評

新潟県 行谷(ぎょうや)小学校 トキ解説員のみなさん

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新潟県の沖合60kmに浮かぶ日本海側最大の島で、トキの島ともいわれる佐渡島。佐渡市では、佐渡島の豊かな自然を守り、人とトキが共に生きるため、「美しい島エコ・アイランド佐渡」の取組を推進しており、多くの市民が様々な形で支援活動を展開している。

同市立行谷小学校もそのひとつ。同校は「トキの小学校」として知られ、1965年から67年の3年間、「かずちゃん」と「ふくちゃん」と名付けられた2羽をはじめ、全部で4羽のトキを学校裏の小屋で保護、飼育した実績がある。現在も、「佐渡の空に再びトキを」を合い言葉に、「総合的な学習の時間」を中心にして、トキの生態や保護の歴史などを学習、研究すると共に、餌場となる田んぼについても調査。児童自身、無農薬で稲を栽培する田んぼで田植えを行うなど、トキにとって安心な環境づくりを実践している。

2006(平成18)年からは、佐渡トキ保護センターに隣接した「トキの森公園」で、3年生以上の児童が、訪れた観光客に対してトキの解説を行うボランティア活動を展開している。

今年も夏休み中の8月9日から13日(12日は台風の影響で休止)まで実施し、トキの生態や、放鳥されてからの様子などを手作りの資料を使って、観光客にわかりやすく紹介した。

初日の9日は、29人の児童が参加。数人ずつ1組になり、観光客に「お時間ありますか」と声をかけ、自己紹介してから解説を開始。持参した手作りの資料や公園内の展示物を示しながら、「卵はどのくらいの大きさ」「餌は何」「雄と雌の見分け方は」「保護センターには何羽いるの」といった質問に、ハキハキと答えていた。

この日解説員を務めた児童は「観光客に声を掛けるのは緊張するけど、珍しいトキのことをもっと知ってほしい」「トキは宝物のような鳥。これからも環境を大切にするなど、トキのためにできることをやっていきたい」と話し、「解説した観光客から“ありがとう”と言われるとうれしい」と笑顔を浮かべていた。「楽しいけど、ちょっと難しい質問があった。もっとしっかり勉強しなくては」と、『明るく、仲よく、やりぬく子』の行谷小の児童らしく、さらなる意欲を見せている。

(2010年9月掲載)

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