クッキングアドバイザー | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

料理・グルメ


クッキングアドバイザーの仕事
 クッキングとは、料理をすることです。クッキングアドバイザーとは、料理に関連する製品を多くの人に使ってもらうことを目的として、料理法の実演やアドバイスなどをする人のことです。具体的には、デパートやスーパー、イベント会場などで買ってもらいたい調理器具の使い方を説明したり、実際にその場で調理したりして、新製品の紹介(しょうかい)を行います。
 製品の販売(はんばい)と同時に、その製品を作っている企業(きぎょう)の知名度を上げる営業活動の役割も果たしています。店先での活動だけではなく、クッキングアドバイザーは、個人の家庭や地域のサークル、グループなどを訪問して、新しい料理や製品についての情報を提供します。
 また、クッキングアドバイザーは、製品を使った人からの意見や苦情、問い合わせなどに対応し、消費者と会社のいい関係に役立つパイプの役割も果たします。クッキングアドバイザーとしての仕事は、通常、調理器具メーカーや食品メーカーなどの社員が行いますが、食品業界でクッキングアドバイザーの評価が高くなるにつれ、TVなどでおなじみのフリークッキングアドバイザーも登場し、活躍(かつやく)しています。

クッキングアドバイザーにインタビュー
 わたしは、この道30年の店頭実演販売人です。父親が、店頭販売人だったので、学校が休みの時は、いっしょに仕事について行ってそばで遊んでいました。高校を出てすぐに店頭販売人になりました。最初は皮むき器、今ならスライサーやピューラーという製品や、万能包丁(ばんのうぼうちょう)、砥石(といし)などが主だったけれど、時代につれて製品も変わってきました。より細かく切れるスライサーやジューサーなど、電気を使うものも多くなりました。この仕事は、外でやることが多いから、子どもからお年寄りまで見ている人はさまざまです。あきさせずに、しかもだれにでもわかるように、そしてえがおを絶やさずに。最後に財布を開かせることが目的だから、そこにつなげるタイミングにくふうが必要なのです。
 近ごろは、女性のクッキングアドバイザーも増えて、元気にがんばっていますよ。主婦としての体験が生かされるいい仕事だと思います。

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