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- >岸田 理絵さん
食品の検査・分析として活躍する先輩
安心・安全な食をお届けしたい。その思いが私のやりがいに繋がっています。
昔から接客・調理など食品に関わる仕事がしたい、手に職をつけたいという思いもあり、食品の栄養や成分分析など食品に関することが学べる日本分析化学専門学校に入学しました。私がこの学校に決めたのは、卒業時に無試験で国家資格を取得できたり、専門職で手に職をつけやすいところが魅力的だったからです。
専門学校時代は先生や友達と楽しく過ごしながら、豊富な実験で知識や技術を身に付け、丸大食品株式会社に就職しました。
会社では自社製品から食中毒菌が検出されないかなどを調べる細菌検査をしています。今の日本では食品の偽装や集団食中毒が起こったニュースなどが続いており、人々の食に関する関心も高まってきています。私はそんなニュースを目にするたびに、少しでもみなさんに安心・安全な食をお届けしたいという思いが強くなり、この仕事のやりがいを感じるようになりました。
会社では、専門学校時代に培った豊富な実験が役立っています。専門的な知識も大切ですが、実験の基本はどこへ行っても変わらず、また自分の手で経験したことは忘れないので、検査が多い今の仕事にたいへん活かされていると思います。
実験が上手くいかなかったり、失敗することもあったのですが、そんな時には先輩が丁寧に教えてくれたり、励ましてくれたおかげで細菌検査と理化学検査の2つの検査室を経験させてもらうことができました。その経験が視野の広がりや社会人としての自信につながっています。
今では、結婚もして子育ても少し落ち着いてきました。細菌検査の配属にもなったので、もっと日本のみなさんに安心・安全な食をお届けしていけるよう、新しいことや、現在の検査スキルを向上させることに力を入れたいと思っています。
