服部栄養専門学校 - 学科・コース詳細（栄養士科（昼２年））

栄養士は、人々の健康のためにつくり方・食べ方・組み合わせを知って食をコーディネートする人です。「栄養の指導」「食品と衛生」など6分野の専門教育科目と、「統計学」「基礎化学」などの基礎教育科目を、2年間で計73単位取得します。多彩な実験と実習、各分野のエキスパートから直接学べる栄養士特別講座などで、食についての理解を深めていきます。卒業と同時に栄養士免許を取得できるほか、管理栄養士への道も開けています。

■5つの特色
1.様々な実験・実習を通じて“調理のできる栄養士”を育成
2.第一線で活躍する講師を招いた特別授業など服部独自のカリキュラム
3.卒業後無試験で国家資格の栄養士免許が取得でき、即戦力で活躍
4.卒業生中心に管理栄養士資格取得を全面支援
5.就職先は給食管理・食品会社フードコーディネーター等多数

■１年次
1年目は、日本・西洋・中国・製菓製パンの実習や、調理学、食品学総論、食育概論など、栄養士としての専門知識を身につけるための土台となる幅広い基礎を身につけます。
■２年次
2年目は給食管理実習や栄養教育実習など、栄養士として働くための専門的な実習や病理学、生化学、食品加工学などの専門科目を学び、実践的な力を身につけます。

■各分野のエキスパートから直接学ぶ「栄養士特別講座」
それぞれの分野の第一線で活躍する方を、講師として招くことで現場の生の声を直接聞くことのできる貴重な授業です。食品関連企業の担当者から、開発・製造・販売までの流れを、病院の管理栄養士からは、治療食等について分かりやすく説明を受けることができます。また、さまざまな商品の食べくらべ等を体験しながら食品について理解を深めていきます。

■安全で良質な食材を作る大切さを知る「農業体験実習」
土を作り・種をまき・草取りをして収穫をする一連の農業体験を通して、安全・安心な農作物を栽培するかとの大切さを知ることで、食べ物を大切にする心を育むことを目的としています。また、自然の中で土に触れ農作業をすることで、食材の本当のおいしさや安全性についても学んでいきたいと考えています。農業体験実習で収穫された農作物は、実際に調理実習等で食材として活用されています。

■卒業する頃にはここまで成長「卒業研究論文発表会」
栄養士科では、毎年3月頃、卒業研究論文発表会が行われます。一次書類審査に合格した学生が、各自で決めたテーマについて、掘り下げて研究・検証した結果を論文にまとめ、栄養士科在校生・審査員に対しパワーポイントを活用したプレゼンテーションを行います。優秀な論文には各種の賞が授与されます。レベルの高い発表が多く、全員が刺激を受ける貴重な経験となります。

病院や学校、保育園、老人福祉施設、企業の社員食堂などの献立作成、病院や保健所での栄養指導のほか、家庭用や業務用の加工食品の開発、スポーツチームの栄養管理、食品会社の広報業務など多彩です。

長年の実績や卒業生の活躍等により、就職先から厚い信頼を得ているため、毎年国内外から多数の求人情報を頂いています。
常に就職先と連携し、“現場が求める”人材を育てるカリキュラムを組んでいます。担任や担当の親身な就職指導と「業界から必要とされる人」「現場ですぐ活躍できる人」を育てるシステムで、就職先から高い信頼を得ている結果、1人当たり約20件の求人があります（2018年度実績）。さらに、HATTORI食育クラブの幅広い活動により、業界との結束もさらに強まっています。卒業生に対しても、食に関する最新の技術・情報の提供など、万全のバックアップ体制が整っています。

高脂質の食事による成人病や、化学物質による食品汚染などが問題となっている現代、食と健康のプロフェッショナルである栄養士の存在はますます重要なものとなっています。
就職先として学校や病院、企業などでの給食事業だけではなく、食品関連企業の商品開発や販売部門など多業界に活躍の場があります。

■主な就職先・進路（2018年3月卒業生実績）
＜病院＞IMSグループ、慶應義塾大学病院
＜受託給食＞シダックスフードサービス、日清医療食品
＜研究開発＞わらべや日洋、日本製粉
＜薬品関係＞ココカラファインヘルスケア、龍生堂
＜食品PR＞東急グループセントラルフーズ、明治
＜社会福祉＞品川総合福祉センター、もみじ保育園
＜その他＞公務員、エステ・スポーツジム　他多数

■卒業と同時に取れる資格
栄養士＜国＞、専門士、食育栄養インストラクター、技術検定検証(上級)、食品衛生責任者
■在学中に取れる資格
栄養士実力認定証（A/B/C）
■目標とする資格
管理栄養士＜国＞、臨床栄養師、健康運動指導士