岩手県 広田水産高校 | 長年支えてくれた地域へ、感謝の気持ちを踊りで披露 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

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長年支えてくれた地域へ、感謝の気持ちを踊りで披露

岩手県 広田水産高校 家政科の生徒のみなさん

陸中海岸国立公園の南玄関口、岩手県陸前高田市に県立広田水産高校がある。“専門的な技術を磨き、職業に誇りを持ち、社会に貢献できる人間”をめざす同校生徒は、学校近くの田谷浜清掃や、家政科生徒による老人クラブや在宅老人、保育所との交流など、日頃の学びを生かしたボランティア活動、福祉活動を推進している。

地域にシッカリと根付いた同校だが、2008年春、県立高田高校と統合し、67年の歴史に幕を閉じることになっている。

そこで、これまでお世話になった地域の人々に感謝の意を示そうと、生徒有志が立ち上がり、1996年から始まった陸前高田市の夏のビッグイベント「チャオチャオ陸前高田道中おどり」(7月28日開催)への出場を決めた。

今回の参加者は、家政科の生徒10人の他、教職員とその家族らあわせて20人。「きれいな踊りで、長年私たちを支えてくれた地域の人たちに感謝の気持ちを示そう」と、同校職員の指導のもとで毎日約1時間半の練習を行い、3種類の踊りをマスターした。

そして当日、広田水産高校生として最後の参加となるだけに、初めはやや緊張した面持ちだったが、すぐに音頭にのってハツラツとした踊りを披露。地域の人々から盛んな拍手がおくられていた。また、気仙養護学校「やろうじゃないか会」の生徒とも、踊りを通じて交流が図られた。

参加した生徒は「特訓のおかげで、みんなの心が一つになり、自信を持って、元気いっぱいに踊れた。地域の人たちにも喜んでもらえたと思う」と笑顔で話していた。

同校の生徒は、この日の感謝の気持ちを胸に、来春、新たな船出の日を迎えることになる。

(2007年9月掲載)

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