熊本県 熊本農業高校 | 命の重みを味わう 育てた豚を食す「食味会」4年ぶり開催 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

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命の重みを味わう 育てた豚を食す「食味会」4年ぶり開催

熊本県 熊本農業高校 畜産科のみなさん

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熊本県立熊本農業高等学校の畜産科には、生徒が育てた豚を生徒たちで食べる大切な行事「食味会」があり、今年7月19日、コロナ禍の影響で4年ぶりに開かれた。

同科の生徒は家畜の分娩の立ち会いから、育み、ふれあうことで「いのちの営み」を学んでいる。

豚の飼育は養豚専攻の生徒を中心に、他の生徒も餌やりや豚舎の清掃などを行っている。餌には納豆やもち米など17種の食品廃棄物を活用したオリジナル飼料を用い、低コストで高品質の「シンデレラネオポーク」を生産・販売している。

日頃から愛情を込めて育成・管理してきた豚をいただく「食味会」は、命の大切さと食材への感謝の気持ちを再確認する貴重な時間で、同科の生徒全員が参加する。

今回選ばれた豚は、生後6カ月で120キロほどまで育った20頭の中から、肉付きが良く、健康なハイブリッド豚の雌1頭で、14日に出荷。生徒たちは食肉用に処理する工場で、豚を失神させて屠る現場や解体されて見慣れた肉の形になるまでを見学した。

18日、養豚専攻の3年生が戻ってきた肉の塊をスライスして、翌日の「食味会」用に準備し、当日は初めに同専攻の3年生が、食べる豚の写真を示しながら「私たちが育ててきた家畜の命を、感謝を込めていただく日です」と食味会の意義を説明。続いて生徒たちは屋外に張られたテント内で、肉を炭火で焼いて味わった。肉は柔らかくとてもジューシーで、生徒からは、食べ物の有難みを実感できた、肉になってくれてありがとう、いつもより美味しく感じたなどの感想も聞かれ、「命をいただく」ことの本当の意味を実感したようだった。
(2023年9月掲載)

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