長野県 下伊那農業高校 | 「信州黄金シャモ」の普及に全力 地元飲食店とラーメン、弁当開発 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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「信州黄金シャモ」の普及に全力 地元飲食店とラーメン、弁当開発

長野県 下伊那農業高校 アグリ研究班畜産部のみなさん

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長野県下伊那農業高等学校アグリ研究班畜産部は、県畜産試験場が開発したオリジナル地鶏「信州黄金シャモ」の振興を目的に、2017年から「信州黄金シャモプロジェクト」に取り組んでいる。

羽色と焼き色が黄金に輝くことから名付けられた県オリジナル地鶏は、1平方メートルあたり5羽以下のゆとりの環境で、ブロイラーの2倍以上約4ヶ月もの日数をかけて育てられ、「歯ごたえ、うま味、風味」の三拍子揃った肉は、美味しいと評判だ。

同校は県の生産者認定を受け、畜産部を中心に校内の鶏舎で飼育。牛や豚に比べ扱いやすく飼育の手間も少なくてすむことから「高齢化が進む過疎地域の経済活動として地域に根付かせたい」と普及のための研究を進めている。

長野県 下伊那農業高校 アグリ研究班畜産部のみなさん2 長野県 下伊那農業高校 アグリ研究班畜産部のみなさん3

また同部では、「信州黄金シャモ」を地域の人にもっと食べてもらおうと商品開発にも取り組んでおり、今年2月には地元の人気ラーメン店と開発したラーメン「信州黄金シャモSOBA」の新メニューと「黄金シャモ餃子」「黄金シャモのミニ焼き鳥丼」を販売した。同店とのメニュー開発は今年で4年目。昨年秋の企画会議では、生徒側からメニューのコンセプトを伝え、その思いを店側が試作を重ね、商品化した。

今回開発したラーメンは塩と醤油の2種。特製ラーメンとかけラーメンがあり、特製ラーメンには黄金シャモのもも肉やむね肉、穂先メンマ、シソワンタンなどをトッピング。2月1日から22日まで販売された。「お店で新メニューをお客さんが食べている姿を見ると嬉しい」という生徒たち。リニア新時代に、地元飯田が訪れた人に故郷と思われるよう環境を守ると共に、「信州黄金シャモ」の美味しさを地域内外に広める取り組みを進めていくと力を込める。
(2023年3月掲載)

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