群馬県 下仁田高校 | 世界遺産「荒船風穴」の魅力をガイド 地元の振興に寄与 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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世界遺産「荒船風穴」の魅力をガイド 地元の振興に寄与

群馬県 下仁田高校 荒船風穴プロジェクトメンバーのみなさん

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群馬県立下仁田高等学校の生徒は、2017年から世界文化遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の「荒船風穴」の魅力を観光客にPRする、ボランティアガイドを務めている。

2015年、県教育委員会の指定を受けた、地域に親しまれる高校づくりを推進する「ぐんまコミュニティー・ハイスクール」事業の一環。

「荒船風穴」は、岩の隙間から吹き出す天然の冷風を利用した蚕種(蚕の卵)貯蔵施設。1905年からおよそ10年かけて建設され、貯蔵能力は国内最大規模を誇った。

群馬県 下仁田高校 荒船風穴プロジェクトメンバーのみなさん2 群馬県 下仁田高校 荒船風穴プロジェクトメンバーのみなさん3

ボランティアガイドに参加する生徒は、事前に学校と町立歴史館で荒船風穴に関する学習を受けた他、同校オリジナル「荒船風穴のテーマソング」の練習、現地での観光ガイドの実践練習を行った。

夏休みに入った7月のガイド活動に、2、3年7人が参加。「荒船風穴」は自然の地形を生かした建造物で、山の中腹にあるため、生徒たちは、観光客の安全を確認しながら現地を案内した。現在、蚕種を保管していた建屋は朽ちて無くなり、下部の石積み部分が残るだけのため、生徒は当時の様子が描かれたパネルや蚕が卵を産み付けた種紙の写真などを使って、「荒船風穴」の歴史や意義・役割などをわかりやすく説明。

また、今も岩の隙間から冷風が吹き出しており、観光客は手をかざし「荒船風穴」の特徴と魅力を肌で感じていた。

今年度初めてのガイド活動に生徒たちは、「初めて会う観光客と交流した経験は、社会に出ても活かせると思う」などの感想を述べた。
(2022年8月掲載)

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