有名人スポーツワンポイント講座
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新井 涼平選手 プロフィール

新井 涼平選手
陸上競技選手(やり投げ)
2014年仁川アジア大会銀メダリスト
スズキ浜松アスリートクラブ所属

プロフィール
1991年6月23日生まれ。埼玉県出身。埼玉県立皆野高校進学後に陸上競技(やり投げ)を始め、3年時にはインターハイ4位、国体少年A3位、日本ジュニア選手権5位という成績を残す。国士舘大学に進学後は3年時に日本インカレで優勝するなどの活躍を見せた。そして2014年、大学卒業後にスズキ浜松アスリートクラブに所属。同年4月の織田記念陸上では日本歴代3位の85m48を出し優勝、6月の日本選手権でも初優勝。そして10月に開催された仁川アジア大会では84m42を記録し銀メダルを獲得した。2015年も日本選手権2連覇を達成し、世界選手権に初出場。翌2016年は日本選手権で大会記録を更新し3連覇を果たし、日本代表に選出されリオデジャネイロオリンピックに出場。その後ケガと戦う日々が続いたが、更なる強い体を作り、現在日本選手権5連覇中。2020年の東京オリンピックでの活躍が期待されている。

※プロフィール等は2018年12月時点のものです。

新井 涼平選手の学生時代は・・・

投てきはほぼ独学でスタート。毎日勉強することばかりだった

新井 涼平さん写真  僕の小学校・中学校時代は、ソフトボールや野球などをやったりして、陸上にはあまり興味を持っていませんでした。そんな僕が陸上競技に初めて興味を持ったのは、高校1年の夏でした。大阪で開催された世界陸上をテレビで見ていたら、たまたま、やり投げの決勝をやっていたんです。フィンランドのテロ・ピトカマキ選手が90m以上を投げて見事金メダルを取った瞬間、「自分もやってみたいな」と興味が湧きました。人間があんな距離を投げられることにもビックリし、球体でなく『やり』が美しい放物線を描いて飛んでいく様にも感動しました。実は投てき競技と言えば、室伏選手のハンマー投げのようにサークルの中でやる競技しか知りませんでしたから(笑)。
 そして2学期になって陸上部の部室に行ってみると、部屋の隅に埃をかぶったやりがあったんです。即、陸上部に入部しました(笑)。比較的、高校の陸上部にやりは置いてないと思いますが、たまたまあったことが、この競技との出会いだったんでしょうね。
 当時の陸上部には、もちろんやり投げの選手も専門的な指導者もいませんでした。入部当初は他の競技にも取り組みながら、グランドの隅で毎日やりを投げていました。ただ、元陸上部顧問だった先生が、投てき競技の競技会や練習会に時折、連れて行ってくださいました。学校の中ではほぼ独学なので、そういった機会に吸収できること、経験できることがたくさんあり日々勉強でした。周りには経験者がいなかったので、まずは上手な人の真似をすることが一番の上達方法だったんです。その頃から、自分自身で考えて練習に取り組むというスタイルが自然と身についていたと思います。そして独学ながら、自分の投てきができるようになったと思ったのは高校3年生の頃でした。インターハイや日本ジュニア選手権などでも少しずつ成績を残せるようになり、65mという自己ベストでした。

国士舘大学からスズキ浜松アスリートクラブへ、そしてオリンピックへ

社会人として競技を続けるなら、目指すはオリンピック!

新井 涼平さん写真  でも、独学でやっていたのでは今以上の距離は出せないと知ったのは大学に進んでからでした。国士舘大学では競技についての専門的なことはもちろん、基礎からしっかりと教わることができ、初めて自分自身の『投げ』が確立できたと思います。すると記録も確実に伸びて、3年の時には日本インカレで優勝できるまでになりました。そして卒業を前に、競技の面白さや達成感も感じるようになっていました。学生時代の夢は、とにかく自己ベストの更新。そしてインカレや国体での優勝、やがてはユニバーシアードという世界選手権出場が大きな目標でした。
 卒業後は社会人として競技を続けていくことを決め、2014年にスズキ株式会社に入社、スズキ浜松アスリートクラブに加入しました。それからは、織田記念陸上や日本選手権での初優勝、そしてアジア大会では銅メダルをとることが出来ました。その後も日本選手権を連覇するなど、初めてオリンピックが確かな目標になりました。社会人として競技を続けるのであれば、それなりの責任や結果が伴わなければいけない。やはり目指すのは頂点のオリンピックだという意識が強くなりました。
 2016年、初めてリオデジャネイロオリンピックに出場し、特別な緊張はなかったと思います。自分の中ではいつもと変わらない試合なんだと思っていましたから。ただ、世界中の注目度はすごいものがあるし、そういった空気感は他とは違っていましたね。その中で決勝には進むことが出来ましたが、入賞という結果には届きませんでした。パワーと技術がしっかりしている外国人選手たちの壁は高く、新たな課題もたくさん見つかったオリンピックでした。そしてリオを終えて新たに取り組んだ投げ方の改善でしたが、ケガとの戦いの始まりでもありました。ケガのため、2017年はほとんど満足な練習ができず、直すためのチャレンジの日々になりました。

新井 涼平選手からのワンポイントアドバイス

工夫しながら、自分にベストな練習法を見つける

新井 涼平さん写真  高校時代、投てき競技は僕一人だったので恵まれた練習環境とは言えませんでした。練習方法はもちろん、ウエイトなども知りませんでしたが、そんな中で、競技会や勉強会で教わったことを自分なりに工夫しながらの練習していました。そんな僕からアドバイスしたいのは、まず基礎を大切にすることです。
(1)走る・・・陸上競技の基本ですが、土台となる体づくり、特に下半身を鍛えるには大事なトレーニングだと考えました。当時は田舎だったので、毎日坂道を走っていました。
(2)飛ぶ・・・これも投てき競技に必要な瞬発力や、足腰の筋肉の強化に役立つと思いました。
(3)メディシングボール・・・体幹強化と、投げる動作のトレーニングに有効的だと思います。重い負荷のかかったボールを投げるトレーニングですが、上半身の筋肉を伸ばし鍛えることはもちろん、できるだけ短時間に最大の筋力を発揮できるようにする。筋力をパワーやスピードにつなげるためのトレーニングでもあります。

高校時代は以上の練習がメインで、他には倒立歩行や腹筋などをやって上半身と肩の筋力アップを目指していました。そして本格的な練習をするようになったのは国士舘大学時代からでした。
(1)ウォーミングアップ・・・投てきにつながる筋肉を鍛える。体の動かし方を考えた筋トレや、筋力アップにつながるウエイトトレーニングなど。
(2)技術練習・・・フォームを調整しながら全力で10本、毎日トータルで50本近く投げていました。

そして練習後のケアのための、コンディショニングトレーニングも加わるようになりました。動ける体を作り、怪我を予防する体を作るトレーニングでもあります。高校時代と大学時代では練習内容も変わりましたが、基本は同じだと思っています。大事なのは、教わったことをどれだけ自分の中で工夫し、自分にベストな練習にできるかということ。そのためには練習の意義を考え、常に意識を持って取り組むことも大事ではないでしょうか。

新井 涼平選手からのメッセージ 「今だからできることを、思いきり楽しんでほしい」

新井 涼平さん写真  やり投げは、走って遠くにやりを投げるという単純なスポーツですが、記録を伸ばすのは簡単じゃない。走る、投げる、ジャンプするといったそれぞれの動きが、最高のタイミングで合わさってこそ記録につながるからです。そのために競技者は日々、試行錯誤しては記録や怪我と戦わなければいけない。でも、満足できる投てきができた時、いろんな苦労も喜びに変わると思っています。
 やり投げは、高校時代に出会った夢であり目標でした。たった一人からの挑戦でしたが、高校生だからできたのかもしれません。きっと皆さんにも、高校時代しかできないことがあります。そんなチャレンジする気持ちを大切にしてください。目標を作り、そこに向かっていく過程には、良いことも悪いこともあるだろうけど、そんな時間を楽しんだり考えたりできるのが高校時代だと思います。
 そして僕の次の挑戦は、競技者としてトップを目指すこと。まずは日本代表として世界に出て記録を残す。今年は世界選手権、その先には2020年の東京オリンピックもあり、優勝やメダルに向かってチャレンジあるのみです。





※プロフィール等は2018年12月時点のものです。

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