【特集】玉川裕康選手からの高校生へのメッセージ | 日本の学校

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アスリートからの熱いメッセージ

玉川 裕康選手 プロフィール

玉川 裕康選手

ハンドボール選手(大崎電気所属)
日本代表

PROFILE

1995年4月27日生まれ。埼玉県さいたま市出身。中学校からハンドボールを始め、中学時代にJOCジュニアオリンピックカップで有望選手に選ばれている。浦和学院高等学校に進学後も2011年に日本代表U-16、2012年に男子ユースアジア選手権の日本代表U-19、2013年は東アジア選手権の日本代表U-22にも選出されるなど、早くから注目されていた。国士舘大学に進学後も男子ジュニアアジア選手権や男子ジュニア世界選手権の代表選手として活躍し、2015年には関東学生ハンドボール・春季リーグの優秀新人賞を受賞した。翌2016年も春季リーグで優秀選手賞を受賞し、全日本学生ハンドボール選手権大会(インカレ)では国士舘大学の優勝に貢献、優秀選手賞に輝いた。2017年はインカレで2連覇し、2年連続で優秀選手賞を受賞。2018年に日本ハンドボールリーグの大崎電気に入団、社会人選手権では最優秀新人賞を受賞している。そして8月に行われたアジア大会・ジャカルタでは日本代表として出場、今後の活躍が期待されている。

玉川 裕康選手の学生時代は・・・

ハンドボールをやるなら、強い高校でやりたかった

玉川 裕康さん写真
 僕がハンドボールを始めたのは、中学校から。小学校時代は、祖母に「何か武道をやった方がいい」と薦められて、5歳から始めた剣道をやっていました。ところが小学生の時にサッカーのワールドカップを見て、チームスポーツに興味を持ったんです。一緒に戦って、チームみんなで喜んだり悔しがっている姿に「チームスポーツがやりたい」と思ったんです。そして中学に入学すると、仮入部でいろいろな部活動を廻ってみました。実は中学入学時にすでに身長が180cmあったので、バスケットにも誘われました(笑)。でもハンドボールに決めたのは、小学校時代からドッジボールが好きだったこともありますが(笑)、ハンドボールのスピード感やゲームの楽しさを、すでに感じ取っていたのかもしれません。そして中学1年の時に出場した1年生大会で準優勝できたときは、「やっぱりチームスポーツっていいな」と実感しました。
 2年生からレギュラーとして試合に出場するようになり、3年の時に浦和学院高等学校のハンドボール部監督から声をかけていただいたんです。浦和学院はインターハイに30年近く連続出場している名門で、「ハンドボールをやるんだったら強いところでやりたい」という思いがあったので進学を決めました。でも高校には行って最初にビックリしたのがフィジカルの差でした。中学生に比べると高校生は体格も違うし、僕は身長こそありましたが中学時代は細くて持久力はあっても瞬発力が弱く,体力的に苦戦していました。なので高校に進み、ハンドボールでの最初の課題はフィジカルを鍛えて強い体を造ることでした(笑)。
 中学時代はすっとポストプレーヤーだったんですが、高校では途中からバックプレーヤーをやることになりました。最初は何故かわからなかったのですが、ポストプレーヤーならバックプレーヤーの動きも理解しておくことが必要だという監督の判断だったと思います。この経験は、大学でのポストプレーヤーというポジションに大きなプラスとなりました。

日本代表、インカレ優勝を経て大崎電気へ・・・

アジア大会の悔しさは、2020年の東京で晴らしたい

玉川 裕康さん写真
 僕が日本代表に初めて選ばれたのは高校1年、U-16でした。その頃は対戦相手が韓国だけだったんですが、U-19になるとアジア大会があり中東勢のフィジカルの強さは驚きました。ハンドボールの技術的な部分では日本は負けていませんが、どうしても最後はパワーで持っていかれるんです。特に中東ではスポーツにかける意気込みやハングリー精神がすごいですね。父の国イランでもハンドボールは人気で、大会でメダルを取ったりすると特別な存在として扱われるようです。そんな思いを背負っているだけに強いですね(笑)。
 高校時代からユース代表として試合に出ていたこともあって、大学進学の時も国士舘大学から誘っていただきました。国士舘大学では4年後に創立100年を迎えるので、インカレ優勝を目指してクラブの強化を考えていたそうです。
 大学では練習のレベルもグンと上がりました。それに大学のハンドボールは高校から選抜された選手が集められているので、試合に勝つことの難しさを改めて痛感しました。そんな中でつかんだ全日本学生ハンドボール選手権大会(インカレ)の優勝と優秀選手賞は最高にそして嬉しかったですね。そして3年生の時に世界選手権の代表に初選出され、インカレ2連覇も達成できました。
 学生時代の代表経験は、ハンドボール選手としての未来を大きく切り開いてくれました。大崎電気への加入です。埼玉県出身ですから、学生時代から大崎電気はよく知っていたし、速攻も早くて面白いハンドボールをするチームとして魅力を感じていました。それだけにこのチームでプレーできることは、すごく嬉しいです。そして今年は8月のアジア大会に代表として出場させていただき、3位決定戦では悔しい思いをしましたが大きな経験になりました。初めて選手村の雰囲気も味わい、スポーツを通して世界観を楽しむことができました。次は2020年の東京オリンピックで良い結果を残し、ハンドボールをもっと広く知ってもらいたいですね。

玉川 裕康選手からのワンポイントアドバイス

弱い部分を補強する自主練習こそが、向上のポイント

玉川 裕康さん写真
 ハンドボールは、スピードとパワーでゴールを狙うスポーツです。特にゴールを囲む6メートルライン上では猛烈な戦いが繰り広げられます。飛ぶ、投げる、走るの3要素が入り、それぞれに見どころがあります。そして何よりみんなで点を取り、守り、勝ち負けを共有できるチームスポーツの醍醐味を感じます。そんなパワープレーを支えるのは、やはり練習です。僕の高校時代の練習メニューを参考にしてみてください。
(1)ダッシュ・・・軽く体を温めたら次はダッシュの練習です。ただ走るのではなく、メディシンボールという筋トレなどで使う重いバスケットボールのようなグッズですが、それを持って20m、40mなどを10本をダッシュで走り、体を疲れさせてからハンドボールの練習に入ります。下半身の基礎体力はもちろん、長い試合を戦い抜く持久力を身につけることにもなります。
(2)フットワーク・・・これもメディシンボールを使ってジャンプやステップなど、フットワークを鍛えます。負荷を加えることにより、フットワークに必要な筋肉を更に鍛えることができます。また、メディシンボールを持ち上げる、振り回すなどのトレーニングも全身の筋肉を鍛えるには有効的です。
(3)速攻練習・・・スピード感あふれるハンドボールでは、相手や味方の動きを見て素早く正確に動かなければなりません。そのために速攻やデフェンス、オフェンスなどボールを使った実践的な動きを身につけるための練習です。
(4)パス練習・・・まずはロングパスなどで肩を温めてから、パス練習に入ります。パスはチームスポーツであるハンドボールには不可欠で多様なパスが必要となります。また、味方のプレーにつながるパスを送ることも重要です。この時、しっかり肩を温めておくことが筋肉や関節傷害の予防にもつながります。
(5)シュート練習・・・ハンドボールのゲームを左右する重要なテクニックです。スピードとパワーも必要ですが、絶妙なタイミングと正確なコースを身につけることが大切です。
(6)ストレッチ・・・練習の最後にクールダウンを兼ねたストレッチは欠かせません。練習で使った筋肉をケアすることは怪我防止にも重要になります。

チームとしての練習は以上ですが、僕が特にアドバイスしたいのは自主練の重要性です。自分の弱い部分を知ったうえで強化するには、やっぱり自主練習が大事だと思います。また、チームとしてのフォーメーションをしっかり確認しておくことも、ゲーム攻略につながります。

玉川 裕康選手からみんなへメッセージ

いろんなことに挑戦できる高校時代が、一番の青春です

玉川 裕康さん写真
 僕の母校である浦和学院高校は、文武両道を大事にする高校でした。特に所属していたハンドボール部顧問の先生には、人間として大事なことを教わりました。先生は『ハンドボール(スポーツ)も大事だけれど、学業やスポーツを通して人間として成長できないといけない』と言われました。学生スポーツより、その後の人生の方が長いんだからと。だから練習や合宿、遠征で授業に出られないときも事前に授業のプリントをもらい、合宿先で先輩に教えてもらうこともありました。大変なときもありましたが、今振り返ると充実した高校時代だったと言えます。僕の場合もそうだったけど、高校時代って一番の青春だと思うんです。いろんなことに挑戦できる時だから『やりたいと思ったことは、一度はやってみる』のもいいんじゃないでしょうか。例えば部活にしても、当時はしんどいしか思っていなかったけど、その後の自分に確実にプラスになっていました。一生懸命に取り組んだこと、挑戦したことは決して無駄ではありません。今は結果が出なくても、挑戦できる環境にいることを感謝して、悔いのない高校時代を過ごしてください。

※プロフィール等は2018年9月時点のものです。

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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一