【特集】内山高志選手からの高校生へのメッセージ | 日本の学校

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アスリートからの熱いメッセージ

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内山 高志選手 プロフィール

内山 高志選手

プロボクシング選手
第35代OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王者
元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者
ワタナベボクシングジム所属

PROFILE

1979年11月10日生まれ。埼玉県春日部市出身。埼玉県の花咲徳栄高校に進学しボクシングを始める。高校3年時に高校総体でバンタム級ベスト8、なみはや国体少年の部バンタム級で準優勝した。卒業後はボクシングの名門・拓殖大学に進み、2001年の全日本アマチュアボクシング選手権大会で初優勝を果たす。卒業後は企業に務めアマチュアボクサーとして全日本選手権3連覇をはじめ、タイ王国主催のキリンズカップ銅メダルなど113戦91勝(59KO)という記録を持つ。2005年にプロデビューし、2007年9月、OPBF東洋太平洋スーパーフェザー級王座を奪取し2009年10月まで5度の防衛を果たしている。2010年1月、世界初挑戦でWBA世界スーパーフェザー級王座獲得に成功し、以降2015年まで11度の防衛を果たした。

内山 高志選手の学生時代は・・・

初めて観た華やかなボクシングに、夢中になった中学時代

内山 高志選手写真
 子供の頃から、いつも真っ黒になって外で遊び回っている子供でした。特に何にでも興味を持っては、のめり込んでいくタイプだったようです。例えば小学校低学年の時はカブトムシにはまっていましたね(笑)。スポーツは最初が水泳、次に野球と陸上でした。そして中学校に入ってからは、当時人気だったサッカーでしたね。とにかくスポーツは好きで、走ることも大好きだったんです。そんな僕がボクシングに興味を持ったのは、中学2年の時でした。テレビで辰吉丈一郎選手の試合を観て、すごく面白かったんです。スポーツですがエンターテイメントのような華やかさがあって、辰吉選手のプレースタイルも目が離せなかった。それ以来、テレビで放映されるボクシングの試合はいつも楽しみに観ていましたから、中学3年生になると「ボクシングをやりたい!」という気持ちに変わっていました。
 最初はどこかのボクシングジムに通うことも考えましたが、友達から「高校でボクシングをやらないか」と誘われて、ボクシング部のある花咲徳栄高校に進学しました。ボクシングが好きといっても実際には全くの初心者ですから、構えの練習から始まり体力作りなど、本当に地味な練習ばかりです。テレビで見る華やかな試合とは大違いですよね(笑)。そんな中でも少しずつパンチを教わってきて、自分でも段々上手に動けるようになっていくのが感じられると楽しかったですね。初めて先輩に相手してもらった時には、1ラウンドで疲れてしまい何も出来なくて。でもすごく印象に残っています。そしてやっとボクシングの本当の楽しさを感じられたのは、考えてパンチを打てるようになった高校2年生の頃でした。そしてとにかく勝てるようになりたい、そればかり思っていました。
 高校3年生になり、やっと県内でも勝てるようになってくると、次は関東大会、全国大会準優勝と一段ずつですが目標が見えてきたんです。そしてボクシング部の監督から、ボクシングが強い拓殖大学への進学を勧められました。

大学卒業後はアマチュアボクサーに。そしてプロへの転向・・・

オリンピックが叶わず引退も、でも目標の無い自分は嫌だった

内山 高志選手写真
 拓殖大学に進学しましたが思うような結果が出せなくて、卒業後は就職と決めていました。ところが大学4年時の全日本選手権で優勝したんです。すると翌年から日本代表として海外試合にも出場できるのでボクシングが出来る企業への入社を決めました。だからあの時、全日本選手権で優勝していなければ、ボクシングを辞めていたでしょうね(笑)。ただ、試合に負ければボクシングは辞めて仕事に打ち込もうという思いはありました。ところが次の年も全日本選手権を連覇し、海外試合でもメダルが摂れるようになり、翌年には全日本選手権3連覇することができました。すると初めてオリンピックというものが見えてきたんです。雲の上の大会ですが、チャンスがあるのなら出たい!でも最終予選に負けてしまい出場は叶わず、真剣に引退を考えました。これ以上、仕事との両立は無理だという思いもあったからです。
 一旦ボクシングから離れ、すごく楽になりました。でもプロで活躍している後輩を見ていると、目標の無い自分が嫌になってきて、再びボクシングをやりたい気持ちを抑えられなくなったんです。そしてずっと声をかけていただいていた、ワタナベボクシングジムに所属しプロに転向することを決めました。
 でもプロの厳しさは想像以上でしたね。もしタイトルを取れなかったら、結果が出せなかったら後は無いというプレッシャーが常にありました。でもそのプレッシャーや怖さがチャンプを目指すモチベーションにもなっていたのは確かです。そして2005年にプロデビューし2年後にOPBF東洋太平洋のタイトルを摂り、31歳の時に初の世界戦が決まった時はうれしかったですね。チャレンジャーとしては怖いものも無かったし、勝てば世界チャンピオンという確かな目標もありましたから。そして当時WBA世界スーパーフェザー級王者に勝って、初めて世界チャンプに就きました。そこから11度防衛してきましたが、体力と精神力の戦いでもあり、自分への挑戦でした。スポンサーはもちろん、試合に関わるいろんな人の思いも背負っていかなければならない。でも防衛戦に勝った時の喜びは「この世界で自分が主役になれた!」ぐらいの何とも言えない感動でした。

内山 高志選手からのワンポイントアドバイス

基礎体力の次は、打ち込むことで感覚を身につける

内山 高志選手写真
 高校に入学してボクシングを始めた頃は、全くの初心者ですから走ることやシャドー、サンドバックなど基礎練習がほとんどで、とにかく体(体力)づくりが中心でした。本格的な練習と言えば、大学時代からです。特に僕は体も細かったので、体を鍛える+技術面の練習に力を入れていました。
(1)ランニング・・・ランニングや柔軟などは、基礎体力をつけるのが大きな目標で、クラブでの練習とは別に毎朝、自主練習で行なっていました。特に腕立て伏せや腹筋といった筋肉トレーニングも欠かせません。また、坂道ダッシュは足と心肺機能を鍛えるには有効的なトレーニングです。ちなみに僕は5~60mの坂道を2~30本やっていました。もう、へとへとでした・・・。
(2)サンドバック・・・大学時代はひたすらサンドバックを打っていました。正確なパンチを打つこと、打撃力をアップさせるには欠かせません。また、相手との距離感をつかむことも大事です。
(3)シャドウ打ち・・・例えば鏡の前などで、構え方からフォームまで、相手を想定して打つ。イメージを作る大事な練習です。
(4)ミット打ち・・・コーチやトレーナーなどが持つ動くミットを打つことで、実践に近い距離感や形を身につけることが出来ます。
(5)スパーリング・・・相手と実際に打ち合う練習です。危険度も高いので、もちろんヘッドギアやマウスピースなども装着して行ないます。相手に打たれるという怖さもありますが、打つ、防御するといった実践の動きを身につけるには大事な練習です。

以上が大学時代の主な練習メニューですが、特に初心者の方には腕立て伏せや腹筋などの筋トレ、そして走ることは基本中の基本だと思います。まずは、ボクシングのような激しいスポーツに耐えられる体と筋肉を鍛えるようにしてください。

内山 高志選手からみんなへメッセージ

人生を共にするパートナーを見つけよう!

内山 高志選手写真
 僕はボクシングを始めて、体力的だけでなく精神面もすごく強くなれたと思います。特にプロになってからは、たくさんの人の人生にも関わる仕事になったわけですから、苦労や辛いこともありますが克服できた喜びも大きいです。また、いろんな人と知り合えたことも大きな財産になりました。今回、12度目の防衛はできませんでしたが、僕の中ではまた次の目標が見つかった時のための準備はしておきたいと思っています。
 高校時代は、すぐに目標を見つけられる人の方が少ないと思います。だからいろんなことを経験し、僕がボクシングに興味を持って始めたように、やってみるのもいいんじゃないでしょうか。そして少しずつでも続けていくうちに、本当にやりたいことや目標が見つかると思いますよ。大事なのは、やりたいと思ったら即、実行あるのみです。いつか、またいつかと後回しにすると、結局何もできなくなってしまう。失敗を恐れずにチャレンジしてください。僕にとってのボクシングのように、きっと人生を共にするパートナーが見つかるはずです。

※プロフィール等は2016年7月時点のものです。

長谷川 穂積さん
長谷川 穂積さん(元プロボクサー)
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入江 聖奈選手
入江 聖奈選手(ボクシング選手)
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高山 勝成選手(ボクシング選手)
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清水 聡選手(ボクシング選手)
続けること、努力することが結果につながる
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2011年8月

内藤 大助選手(プロボクサー)
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株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一