楽器インストラクター | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

音楽


楽器インストラクターの仕事
 楽器インストラクターは、楽器の演奏方法や音楽理論などを、初心者からプロまでを対象に教える仕事です。現在では、さまざまな年代の人が趣味で音楽を始めるようになり、多くのインストラクターが必要とされるようになりました。楽器も、ピアノやギターばかりでなく、サックスやドラムなど、いろいろな種類にわたっていて、クラシックだけでなく、さまざまなジャンルの教室が増えています。
 楽器インストラクターになるには、音楽大学や専門学校で音楽や楽器の基本を学んでおくとよいでしょう。楽器の専門的な技術や知識はもちろん、人にものを教えるためのコミュニケーション能力と人間的な包容力が必要です。ひけないからとしかりつけたりしたら、生徒は習うことがいやになってしまいます。なんとかその人の持っている能力を最大限に引き出せるよう努力しましょう。
 音楽大学や専門学校を卒業したら、音楽教室や楽器販売店に就職し、経験を積んで、教え方や人とのコミュニケーションのこつを自分のものにするのがよいでしょう。

楽器インストラクターにインタビュー
 音楽大学に通いながら、家でピアノを教えています。生徒さんは5歳くらいのお子さんから、子どもさんの手がはなれた主婦の方まで、さまざまな年令のかたがいらっしゃいます。年に1回、ほかの教室といっしょに発表会を開きます。それに向けてみなさん、曲を仕上げていく感じですね。基本はもちろん大切ですが、バイエル(教則本)ばかりだとあきてしまうので、曲もいっしょにレッスンしていきます。レッスンとレッスンのあいだに家で練習することが大事なんですが、小学生も3、4年になると、塾(じゅく)の勉強でいそがしいようです。意外に、主婦の方なんかが、子どもさんのひかなくなったピアノで熱心に練習して、難しい曲を仕上げていらっしゃいます。このごろは、お仕事を終えた男の方も、新たな趣味(しゅみ)としてピアノを始められます。指先を動かすのは、脳にもよいそうです。
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