ハードウェア設計技術者 | お仕事図鑑250 - 日本の学校 | 色んなお仕事を紹介
お仕事図鑑250
監修/元全国小学校社会科研究会会長 羽豆成二

情報・通信


ハードウェア設計技術者の仕事
 ハードウェアの新製品を開発、設計する仕事です。ここでいうハードウェアとは、パソコン本体や、ディスプレイ、プリンタ、スキャナなどの各種周辺機器をさします。また、機器の内部に組みこまれている部品のひとつひとつもハードウェアです。これらは、すべてハードウェア設計技術者によって設計され、工場で生産されたものなのです。
 ハードウェア設計技術者には、最新の技術を使った高性能な製品や、新しい発想を取り入れた魅力(みりょく)的な製品の開発が期待されています。また、ものすごい速度で進むコンピュータ業界の技術革新を、さらにリードできるような新製品を作り出すことも、ハードウェア設計技術者の仕事といえます。
 ハードウェア設計技術者として働くチャンスをつかむには、学校で電子工学や電気などに関する専門知識を学び、パソコンメーカ、周辺機器メーカ、半導体メーカなどへの就職を目ざすのが早道です。

ハードウェア設計技術者にインタビュー
 パソコンの周辺機器を開発する会社に勤めています。今は、パソコンでDVDにデータを書きこんだり、読み出したりするときに使う装置を設計しています。ノートパソコンにつないで使うタイプの製品です。気軽に持ち運べるようにするのが目標なので、できるだけ小さくて軽いものにしたいんですが、なかなか難しいです。小さくしすぎると内部部品の配置にむりが出てしまうし、かえって使いにくかったりします。また、ケースの材質や構造に気を配らないと、軽くても強度が足りなくて持ち運びに向かなくなるんです。試作品ができるたびに、いろいろなテストをして確かめるんですよ。
 そうそう、この仕事をするならプログラミングの知識もぜひ身につけておいてください。ハードウェアを構成する電子回路に、自作の制御(せいぎょ)プログラムを組みこんだりすることがよくありますからね。

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