宮城県 加美農業高校 | イノシシの町侵入を防ぐ柵設置に協力 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

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イノシシの町侵入を防ぐ柵設置に協力

宮城県 加美農業高校 生徒のみなさん

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日本全国でイノシシやクマなど、鳥獣による農作物被害が拡大している。宮城県色麻町も例外ではなく、今年8月から、イノシシの町侵入を防ぐためのワイヤメッシュ柵設置作業を始めた。

柵は隣接する加美町から大衡村の境までの山間部側に張り巡らすもので、総延長は約41キロ。個人がそれぞれ設置しても他の地区に被害が移る「いたちごっこ」になるため、町全体で取り組むことにし、その手助けを行っているのが、色麻町の宮城県加美農業高校の生徒たちだ。

同校には広大な敷地があり、取り組みの要の地といえる。昨年は、生徒が育てたサツマイモなどの農作物がイノシシやクマによって多大な被害を受けた他、今年7月には同校近くでクマが目撃されるなど、柵設置は急を要するものとなっている。

宮城県 加美農業高校 生徒のみなさん2 宮城県 加美農業高校 生徒のみなさん3

生徒が担当するのは、およそ2キロの柵設置と隣接する地区の分の資材運搬などで、8月21日の作業には12人の3年生と教員、町職員が参加。事前に町職員からイノシシ侵入防止柵の設置講習会を受けた生徒たちは、手際よく支柱を打ち込み、縦1.2メートル、横2メートルのワイヤメッシュを針金で連結し、イノシシが下から侵入できないよう堅牢な柵作りに取り組んだ。

人手確保が難しいという町職員は「高校生のマンパワーは頼りになる」と話す。生徒たちは「獣害で困っている農家も多く、地域のために貢献したい」「町や地域住民の力になれるよう努め、秋の収穫前に終わらせることができれば」と力を込める。
(2020年9月掲載)

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